株式投資での銘柄選びは誰もが迷うものです。数千もの上場銘柄の中からどれを選べば良いのか、個別にあたるのはかなり非効率なものです。そこで便利なツールとしてスクリーニングがあります。スクリーニングとは簡単に言えば、定めた条件で銘柄をふるいにかけるイメージです。例えば業績や株価の動きなど、売買を行う上で重視する要素を満たすものを全て選別することができます。株式取引を行うために利用しているネット証券であれば、大抵は無料でこのスクリーニング機能を利用することができます。そのふるいにかける条件としては、まず企業の業績に関わるものがあります。いわゆるファンダメンタルズというわけですが、経常利益率を限定することによって、経営状態が健全な企業のみをピックアップすることが可能となります。あるいは1株あたりの利益率を条件にスクリーニングすることで、割安株を探すことが可能となります。

一方で株価の動きや売買状況といったテクニカルズに視点を絞るスクリーニングもあります。例えば売買高のランキングで上位の銘柄を探したり、あるいは移動平均線からの乖離率を調べることで人気度を目安とすることができるようになります。

スクリーニングで見るべきポイントとは

スクリーニングで見るべきポイントは、まず企業の経営状態に問題が無いかということです。倒産リスクを避ける意味もありますし、また先行き株高が期待できるような業績の向上が見込めるのかを見ることになります。あるいは自己資金比率を何パーセントに設定してスクリーニングするかにより、借金の返済に関してのリスクを軽減させることもできるようになります。このように、まずは安心して投資できる会社であるかどうかをスクリーニングで選別することが可能となります。そして次には株式の需給関係を見ることになります。たとえ業績が安定している企業であっても、相場の動きは人の心理を反映させるものとなります。短期的に見れば、どれほど好調な企業の株価であっても、利益確定により下落する場合があります。

また、投資のスタイルによっても観点は変わることになります。トレンドに乗る順張りを手法としているのであれば、人気化して株価の上昇基調にある銘柄をスクリーニングすることになります。逆に底値に向かう銘柄を安く仕入れたいということであれば、業績には問題の無い銘柄が割安感を高めているところで購入することになります。そのための条件を満たす銘柄をスクリーニングすることになります。

株式取引の前のスクリーニングの手順とは

スクリーニングの手順としては、基本として証券会社が提供するスクリーニング機能を利用することになります。そこには条件を幾つか入力するようになっているので、自分が必要とするものを入れて検索をかけることになります。その際に必要なことは、株価の動きにどのようなストーリーを想定しているかということです。例えば業績が好調となる企業の株式を購入するとします。すでに高値圏にあるものを購入すると、高値掴みとなる可能性が高くなります。その後の利益確定による売り注文におされて株価が下落する可能性が高いわけです。そこで、長く低迷が続いた後の移動平均線の上昇が確認できる銘柄をスクリーニングするという手段が考えられます。

また、相場全体が上昇しているのか、それとも下落しているのかによっても、スクリーニングの調整が必要となります。同じ条件で検索をかけても、相場の動きによっては全くヒットしないこともあれば、かなり多くの銘柄がヒットすることもあります。あるいは相場が下落している中で移動平均線との乖離率が下に大きくなっている銘柄は、何か問題があると推測することもできます。このように、相場を動きを見ながら定める条件を変えることも必要となります。

重要なスクリーニング後のチェックについて

重要なスクリーニング後のチェック作業をどう行うかも大事なことです。スクリーニングをかけて検出された銘柄であれば、どれを選んでも良いかというと、そうはいかないものです。実際に取引を行って、思惑とは逆の動きをするようであれば、スクリーニングの条件について検討ふる必要が出てきます。つまり、その精度を高める作業が必要というわけです。例えば株価の動きが軽いのは、時価総額が割と少ない企業です。けれどもあまりに低いと倒産のリスクも高まることになります。そこで何億以上何億以下といった条件でスクリーニングすることになります。その後実際に取引を行い、どうも動きが悪いと判断したならば、下限を下げてみることになります。ただし業績が問題ないことを確認するために売上高経常利益率も条件に入れることになります。

これはいかに効率の良い利益の出し方をしているかの判断材料となります。この組み合わせで数字を動かすことによって、検出される銘柄は変わってきます。その動きをチェックすることで、どんな組み合わせがベターなのかを把握できるわけです。そのような作業を繰り返しながら条件を変えたり数字を動かしてみたりしながら、利益の出せる銘柄をピックアップできるようにしていくわけです。